新規ビジネス立ち上げに欠かせない、リーンスタートアップ!

公開日:  Author by: Toshiyuki Yamazaki

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現在も含め、今後2020年代にかけては「ユーザーが欲しい情報をいかに早く、そして簡単にキャッチできるか」という“利便性”に的が集まる時代といわれています。

うがった見方をすれば、これからは今以上の無限の速さで物事が進んでゆくといっても過言ではないでしょう。そうしたなかで、リーン・スタートアップは、現にユーザーの満足度を大きく左右している新規ビジネス立ち上げの企業戦術なのです。

それでは、まずヤフーにおけるリーン・スタートアップから見てみましょう。

 

ヤフーにおけるリーン・スタートアップ導入例

ここでは、ヤフーが制作した行動記録アプリ「僕の来た道(iOS版/Android版)」におけるリーン・スタートアップ導入例と現在に至るバックボーンをご紹介いたします。

 

仮説が成功のカギ

アプリ制作の最初の段階では、GPSによって正確な位置は記録できるものの、バッテリの持ち時間が問題となり、その改善に対するループが起きたといいます。さらに、改善は思うようにいかなかったため、本来のユーザー体験を再検討するまでに。

そこである一つの仮説を立てることとなります。「位置情報をもっと大まかなものにすれば、当初目指していたアイディアが実現できるのではないか?」。

その後、マニア向けの高性能ロガーから“ライフログ自動化ツール”に変更した結果、好評なアプリに変わっていったといわれています。

 

常にベストを追求する

「僕の来た道」は一つの成功を収めました。しかし「今の時点で正しいけれど、将来はわからない」、そう指摘するのはC.M.Oである村上氏。加えて、「アプリは時間とともに飽きられるから」とも。

さらに、重要なのは瞬間値ではなく“積分値”であるとした上で、「リリース後、どれだけアップデートできるかが重要だ」と述べています。そして最後には、「クオリティを上げるためには『レビューを見るなどしてユーザーからの声を検証』し

“ベストに対する飽くなきチャレンジ”が必要」と語っています。

 

爆速の組織力

そうした過程を経て、個ではなく“アップデートのループを早く回してゆく”というチーム単位での組織力に着目した村上氏。職種ごとに組織が分かれていた従来の体制からサービス単位でチームを作る「チームマネジメント管理」に変更。

それに伴い、コミュニケーションが早く円滑にできるチームデスクの環境づくりに力を注いだほか、新規サービスの承認プロセスも従来の8から2までの「4分の1」へ削減していったそうです。

そんな村上氏およびヤフー全体としての理想型は、早すぎて見えない“爆速”とのこと。ゆえに、「爆速だからこそ、お客様にとっていいものを提供し続けられる」と結んでいました。

 

リーン・スタートアップとは?

そもそも「リーン」とは果たして、どのような意味合いを持つのでしょうか。北米で3Dアバターチャットサービスを軸に展開する「IMVU社」のCTO“エリック・リース”氏は、自著の中で「低燃費」という言葉を使ってリーンを表現しています。

さらにエリック・リース氏は、スタートアップの鍵を握る“プロダクト開発”において、「アジャイル開発およびオープンソースをはじめ、クラウドに用いられている方法論やツールなどを利用すれば、低予算で経済的に(開発を)進めることが可能」とも述べています。

エリック・リース氏は、カリフォルニアの北部に位置するシリコンバレーで自分自身や周囲が失敗するのを何度も目にしては、都度考えていたといいます。

それが10年以上におよんだ末、遂に成功する会社と失敗する会社との違いに気づき、リーン・スタートアップという方法論に至ったそうです。つまり、リーン・スタートアップ生みの親こそ、エリック・リース氏なのです。

 

リーン・スタートアップとアジャイル開発

リーン・スタートアップの柱ともいえるアジャイル開発は、2週間という短期間のサイクルで進めてゆくことが特徴。また、途中経過であっても実際に動くものを見ながら行うというスタイルもとっています。

例えるなら、半年や1年といったロングスパンで取り組む「ウォーターフォール型」と対極にあたるのがアジャイル開発と呼べるでしょう。具体的な流れは、アイディアからはじまり、モック、プロダクト、アイディアというサイクルを繰り返します。

また、そのすべてのフェーズ(段階および工程)でユーザーに直接触れてもらうため、“早い段階で『仮説』を検証できる”のがメリット。そうしたパフォーマンスが発揮されることで、より正確なニーズに対応できるプロダクトが作れるほか、

「プロダクトがリリースされた時点で既にファンを獲得できている」という状態の実現までもが可能になるのです。

 

最後に

このようにしてリーン・スタートアップを見てみると、大きな要素があることに気がついた方もいるのではないでしょうか。リーン・スタートアップは、試作段階でユーザーが直接手にすることができます。

ということは、製品に対する良し悪しの声も同時に入手できるのです。そのため、試作から完成に向けて曖昧な仮説ではなく、“ニーズにきわめて近い仮説”が立てられることになります。

すなわち、ヤフーの爆速や「僕の来た道」に見る仮説というのは、リーン・スタートアップ運用の縮図ともいえます。リーン・スタートアップは、今後予想されるSNSのシェア拡大であったり、そこで発生する淘汰に限りなく密接して関わる新規ビジネスの中心的な存在といえるでしょう。

 

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